潮騒のページ

潮騒のページ

この人、私とおなじ目をしてる。

何故・・?

この人、私とおなじ・・。

 

途端、不思議な瞳の奥に、私の魂は吸い込まれていった。

そして・・

 

 

———

 

焚き火を囲んで、仲間が思い出を語り合う

夕暮れのザナルカンド・・

 

いつの日か成功をおさめ、

海岸で焚き火を囲んで語り合う夢を よく見たものだ。

今のどんな苦労だって、笑いあえる日がくることを

決して疑うことはなかった。

 

しかし時は悪戯に流れてゆき

いつしか、焚き火の夢を見ることもなくなった。

 

友はすべてを失い、

私は魂を失った。

そして・・

 

 

———

 

失った魂は、何処へ行ったのだろう。

・・・

もう、どこにも居やしないと友は言う。

ならば今ここにいる私は、いったい誰?

 

あまたの人と同じように喜び、笑い、泣く、

私はいったい誰?

 

 

———

 

遠く離れた町で、星空を眺めながら

遥かな旅路に想いを馳せています。

 

逢いに行きたいよ・・

あのひとのそばに居たいよ・・

 

戀しくておもひ焦がれて切なくも遥かな想い旅の彼方へ

 

 

———

 

駅のホームにて。

あのひとが暮らす町へと向かう列車が、また通り過ぎていきました。

いつの日かまた、お会いできる日がくるのでしょうか。

 

君が住む町へと向かう列車過ぎつむじ風ひとつ頬を撫でゆく

 

 

———

 

ああ。。いとしいひと・・

 

どんなに苦しくても、切なくても、

想いが届くことはないのでしょうか。

 

あなたに・・逢いたい・・

 

狂おしく燃ゆる想いを叫べども言葉にならず咽びつつ泣く

 

 

———

 

あなたの姿を見かけなくなってから

もう、ずいぶん経ってしましいました。

季節は夏から、秋へと移ったというのに・・

 

風のたよりに、故郷で結婚すると聞きました。

もう、この街へ戻ってはこられないのですね。

 

君去りし東京の空見上げれば潮騒の町に想い届かん

 

 

———

 

いつだったか、いただいたカレーペースト

お別れの品になってしまいました。

 

甘いココナッツの香りを添えて

辛く、せつない別れのカレー・・。

 

突き抜ける辛さあふるる潮騒の香りせつない別れのカレー